死んでからの心配事
投稿者:ジェノベーゼ (1)
短編
2023/04/13
18:13
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「おじいちゃんイタズラ好きだったからなぁ…おじいちゃんかなぁ…。」
直感でそう思いました。
お通夜も、お葬式中も
「高校合格したからね!」
心の中で呟き
「もうイタズラしないでね!」
これも強く念じていました。
しかし数日後、私の左肩に異変が。
友人たちと春休みに遊びに行くことになっていたのですが
何やら左肩がずっと痛くて重いのです…。
勉強し過ぎたせいかな…と湿布を貼ったりしましたが
改善されず
どんどん悪化していき泣くほど痛くなっていきました。
病院に行こうとした矢先に
霊感がある家庭教師をしてくれていた先生が
家に挨拶に来てくれました。
会った瞬間…
「あなた何を肩にのせてるの!」
急いで肩を払ってくれて一瞬、楽になりました。
「???」な私に
「おじいちゃんが合格したのか気にして左肩にベッタリ憑いていたよ。」
さすがにサァー…と血の気が引きました。
「お墓参りにマメに行ったり、仏壇に手を合わせて合格した旨を繰り返し伝えるしかないかなぁ。
私は霊能者じゃないし、深刻問題になったらプロに頼むしかないからね。病院は行くだけ無駄。」
「ずっと合格したと言っていたのに
全然伝わってなかったのねー!!」
もう叫びました。
そこからは毎日痛くても
合格した旨を家族中で伝えました。
少しずつ痛みは減り、良くなって消えていきましたが、命日になると必ず左肩にやってくる祖父です。
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こわいなぁ
なぜ左肩なんだろうか?
都市伝説かもしれませんが、左肩はあまり良くない霊、右肩には守護霊、という話は昔きいたことがあります。
おじいさん、ずっと可愛い孫の事気にしてたのかな?
関節炎か神経痛ですね。お薬出しておきます。様子見て改善されないようでしたら、またご相談ください。