偶然か運命か
投稿者:Sandi (1)
妻にまつわる話です。
私も妻も毎年人間ドックを受けているのですが、私が40歳のときにオプションで脳ドックも受けてみるかと受けたところ、脳動脈瘤が発見されました。
幸い、小さな瘤のため経過観察し、毎年1回脳のMRIを撮って確認しています。
妻は病気ひとつしない健康人間ですが、私がなんとなく妻にも人間ドックのオプションで脳ドックをそろそろ1回は受けておいた方がいいよと、脳ドックを勧めました。
なんとなくというか、何かに妻に脳ドックを受けさせなさいというお告げのような感覚でしたので脳ドックを予約させました。ところが、人間ドックの日が近づいた時に体調不良のため人間ドックを延期しないといけなくなりました。
予約が多く、延期は2か月先の日になってしまいました。そして、2か月後の人間ドックの日の直前にまた体調不良となり、再び1か月後の人間ドックとなってしまいました。
3度目は体調も問題なく人間ドックを受けることができました。妻が脳ドックを受ける前くらいから、首筋から後頭部が痛くて、ずっと違和感があると訴えてきたのですが、本人は首を寝違えたのが長引いていると思うから、様子見て治らなければ整形外科で診てもらうと言っていました。
私は後頭部が痛いということが気になったので、人間ドックの結果を見て受診科を決めて病院に行ったらとアドバイスしました。
人間ドックの結果が届くと、脳動脈瘤の疑いあり、要精密検査と記載がありました。
脳外科でMRI検査を受けたところ、脳動脈瘤の疑い箇所は脳動脈瘤ではなく問題がなかったのですが、その代わりに別の個所で椎骨動脈乖離というものが発見されました。
血圧が180ほどあったため、入院して血圧管理することになりました。脳外科の先生いわく、人間ドックで脳動脈瘤の疑いありとなったことがラッキーでしたね。と言われました。
普通の人は首筋から後頭部が痛い場合、整形外科を受診する人とが多いんですよ。整形外科では脳のMRIは撮らないので、くも膜下出血か脳梗塞を起こしてしまって脳外に運ばれてくる人が多いんですよ。
そうすると、命を落とすか、生存しても障害が残ってしまうことが殆どなんですよ。と怖い話をされました。
実際、妻は整形外科を受診しようとしていたわけですから、人間ドック様様です。
元をたどれば、私がお告げなような感覚になり、人間ドックのオプションの脳ドックを受けさせ、そして、2度の人間ドックの延期、人間ドックの結果が脳動脈瘤の疑いで要精密検査となったため、重大なことにならずに済んだのです。
人間ドックが延期なく受けていたら、椎骨動脈乖離の起こる前のため脳動脈瘤の疑いはあったかもしれませんが、精密検査でMRIを受けても異常なしとなっていたため、
恐らく、首筋から後頭部の痛みが出た時は整形外科を受診し、椎骨動脈乖離は発見されず、くも膜下出血か脳梗塞に至っていた思います。
こんな偶然ってあるのかなと思い、これは最初から問題なく済む運命だったと感じました。
健康第一ですね