釣りに出掛けて釣り上げたモノは…
投稿者:四月一日 (1)
短編
2023/03/02
01:55
1,089view
つい2ヶ月前に始まった事です。叔父が深夜に釣りに行った時、テトラポットの方から男性の低い呻き声のようなものが聞こえてきました。ライトを照らして声の正体を探したが何も見つからず…。
そのまま帰宅し何事もなく月曜の朝を迎え、ベッドからおりた叔父の足下に、洗濯して干していたはずの作業着が、泥にまみれて落ちていたんです。叔父は変だなと思いつつも気にしていなかったようで。
無事に仕事を終えて、寝る前にしっかりと作業着を干してから就寝。
そして深夜三時頃…謎の寝苦しさに目を覚ました叔父は、ベッドにあぐらをかき、ふと足首に視線を落としました。そこには小さな火傷の跡と足首を囲うように青痣が…。
叔父はそれでも気にせず、そのまま寝ずに仕事へ。
ですが日を追う毎に火傷の数が1つずつ増え、作業着、PC、コップなどに泥が付くようになったんです。
さすがに不気味に感じた叔父はお寺に行き、謎の現象の説明は誤魔化され、お祓いをしてもらいました。それから三日ほどは何事もなかったのですが…。すぐにまた謎の泥と小さな火傷に痣が現れ始めて…。
特別心霊スポットで有名な場所という訳でもないのに今だに原因は不明で、叔父の顔色と足首は、日増しに悪くなっていっています…。
前のページ
1/1
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 9票
病院に行かれた方がいいです。あとお祓いも。