「西新井トンネル」はガチの心霊スポット
投稿者:ネージュ (1)
先ほどの情景を思い返してみると、どんどんと違和感でいっぱいになってしまいました。
違和感の正体は、やはりあの女性の「暗さ」です。地下道は照明でとても明るいので、そこだけ陰っぽく見えることはありえない状況だったのです。
私は鳥肌が立ちました。
「もしかして人間じゃなかったのかもしれない…」
急激に恐怖でいっぱいになったのを覚えています。
西新井トンネルで起こる心霊現象には、「若い母親と子供の二人」の母子が多く目撃をされています。
今思い返すと、私が地下道の階段下で見た女性は、その母親だったのではないでしょうか?
子供の姿は見かけませんでしたが、赤ん坊のような泣き声は確かに聞こえました。それは地上の騒音などではなく、地下道から聞こえてきたのだと思います。
女性の姿はハッキリと見えました。
しかし、なぜだか季節に合わない服装と、ちゃんと見たのにもかかわらず顔の表情が見えなかったところ。
そして影の中で立っていたかのような暗さ。
違和感ばかりが思い出されて、今でも背筋がゾッとします。
あの女性は本当に生きた人だったのでしょうか。
それ以来私は、西新井トンネルを通るどころか近づくこともできないでいます。
後日調べたところによると、
1996年12月15日午後10時35分頃、東武伊勢崎線の電車が脱線し、西新井駅構内で日比谷線直通の電車がそこへ衝突し、7名が〇亡、重傷者4名の事故となった大惨事が起きていました。
この事故現場は、東武大師線と東武伊勢崎線が重なる場所で、ちょうど現在の西新井トンネルが存在する位置なのです。
他にも、1972年4月末、西新井駅の3番ホームで母子が飛込み自殺を計ったりと、事件事故が多く発生しているようでした。
無理矢理に、事故と心霊現象と結びつけるのは良くありませんが、似た境遇の人を霊が呼ぶという話は聞きます。
悩みを抱えていたり、心身が弱っていたりすると霊に引きずられやすくなることもあるのかもしれません。
当時私は、連日の夜勤で少し心身ともに病んでいたと思います。
連日に及ぶ長時間労働に、複雑な人間関係など、毎日ルーティーンをこなしながら必死に一日一日をこなすように生きていた気がします。
そんな弱った心と、霊の波長が合ってしまったのでしょうか?
私は普段は霊やオカルト話をあまり信用していません。しかし、この体験だけは自分自身で見て感じたので、実際にあったことだと思っています。
心を強く持たなきゃダメだと肝に銘じました。普段はもちろんですが、線路や踏切、心霊スポットでは特にだと思います。
興味本位で心霊スポットに足を踏み入れちゃいけないってことなのですね、教訓になりました。
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