嘘のような本当の話

嫁ぎ先が、ど田舎で、年配の方や自治会の行事は、戦後で止まっているような地域です。おばあちゃんたちは、きつねやたぬきの霊は悪さをする。と井戸端会議をしています。私は、はいはいと適当に聞き流し受け流していました。

隣近所の高校生の男の子の家庭内暴力が激しくて親が困っている、と、うちのお義母さんが話をもってきました。うちの息子も小学生の頃に遊んでもらっていたお兄ちゃんです。

びっくりしたのですが、部屋の窓ガラスも割って手に負えない、と。家の様子を見に行ってみたら、本当にガラスは割られ、家が散乱しているのが分かりました。

聞きつけた近所の人たちが集まる中、ひとりのおばあちゃんが、「ありゃ狐にとりるかれとるで。神職さんにお祓いしてもらえ」と言いました。即、自治会の神社の神主さんにお願いしてお祓いしてもらうと、ピタッとおさまったそうです。

目がおかしかったそうですが、それも戻り、お兄ちゃんは何にも覚えていなかったそうです。

なんで取りつかれたのかは分かりませんが、信じられないようで本当の事です。

目の当たりにして、人生の先輩の話は真面目に聞かないといけないなと心底思った出来事でした。家庭内暴力はお祓いをしてもらったらおさまるかも？