るまり震えながら
俺「で…出た!おばけ出た!」
同僚A「は?何ゆーとん?」
同僚B「寝ぼけとったんじゃろ?」
俺「ま、まじまじ、身体が硬直したんよ!」
同僚B「それって金縛りじゃん」
同僚A「よく疲れとったりして寝落ち寸前の時に
なるよね。多分ただの痙攣よ。」
とか他人事の様にほざきやがる。
俺は確かにはっきり起きてたし、大して働いて
なかったから疲れてもないと思う。
何にせよ初めての体験だったから本当に怖かっ
た。
その日は同僚の間で震えながら朝まで眠れなか
った事をよく覚えてる。
やがて朝になり朝食の時間だ。
俺は恐る恐る台所のテーブルにつきお茶をすす
りながらふと仏間に目がいった。
やたら兵隊さんの遺影がきになる。
俺の推測だが昨日の霊は多分この旅館の家族の
方であのおばぁの旦那さんじゃないかな。
戦争で戦死したんだ。
あの足踏みは兵隊さんが行進の時などにする足
踏みだ。
あえて旅館の方には聞かないが、むしろ聞けな
いが俺は支払いを済ませ旅館をあとにした。
それ以来、しばらくふとした時に金縛りにあう
ようになりました。
長々失礼しました。
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