一昨年の時と同じように、火事の資料を渡されて、
同じ内容だけれど…と目を通していたとき、
あの黒いのが頭に浮かびました。
しかし1年経って、怖いものに耐性をつけていたものですから、
思い出してもあの時のようにビビりはしませんでした。
問題はそのあとです。
あぁなんかいたな、そういえば…と
ぽんやり資料を眺めていたら、気付いたのです。
火事があった。
でもそれは、怪我人も、死人も出なかった
奇跡の火事のはずなんですよ。
だって資料に書いてありますから。
じゃあ、私が見たあれって、
一体どこで焼け死んだ人なの?
私は頭を抱えました。
耐性がついて冷静になれたが故に、
まずいことに気づいてしまった、と。
これに気付いた直後に、あの黒いのがいた
体育館前を通って避難訓練をしなければならないのです。
やり過ごす方法は浮かびませんでした。
まぁでも、絶対いるわけじゃないし!
去年がたまたまだっただけで、今年はいないかも
しれないじゃない!
という私の考えは甘かったようです。
いました。
怖いものへの耐性は一瞬で消え去りました。
そして友人の手を握りつぶしながら
避難訓練中に異常に怯えるやばい生徒と化した
私は、恐怖の1日をなんとか乗り越えました。
その後、担任の先生や副担任の先生に、
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 10票
























「Oh!」投稿者以外の方が見えていないようですし私にも分かりません。多分紛れた霊じゃないですか。
毎度とばっちりで友達の手が握りつぶされていることだけが気がかりです
せめてちゃんと病院には行けたのでしょうか
?すいませんが全く分かりません(゚∀゚)アヒャ