同じ夢を見た、何度も何度も

余りにも怖くて声も出なくて固まってると俺の腕を掴み、エレベーターの外に出された
腕が、折れそうなほど強く痛むほどに握られていて。逃げられないって本能で感じた

すると、元嫁が急に俺の顔に顔を近づけてきてさ。怒鳴りだした
元嫁「うるさい！邪魔するな！！」
その叫び声に心臓が凍りつくほど恐怖を感じたその瞬間、目が覚めた

同僚が、俺を揺すっていた
ああ、目が覚めたんだなって安心したんだが同僚が怯えたような目で俺を見ていてさ
なにかと尋ねると

俺、白目剥いて痙攣しながら叫んでたんだってさ
はははっと笑いながらみんなに安心するようにと声をかけようとしたら同僚の一人が俺の腕を見てヒッと怯えるんだ

なんだ？と思い見るとさ
俺の腕、折れてグニャってなってて。
そのまま病院担ぎ込まれて、治療を受けて。
みんな怯えた様子でな。
俺も怖えけど大丈夫だよと伝えて、また夢を見るのも怖いしお祓いしてもらうことにした。
たまたま悪友の一人に寺生まれのヤツがいるのでアポ無しで行くと鳥居の前にその悪友の父親がいてさ。

「ああ、何か来ると思った。やはりお前か。何したんだお前？」
と。
夢で起きたことをしっかり覚えてるもんでそれをそのまま伝えて。お祓いもすぐしてもらうことになった。
ただ、その悪友の父親は今日乗り切れば大丈夫だと言い寝ることを禁止された

悪友が遅れてきて、こんこんとお経？みたいなのをあげられたんだけどすげー眠いのw
あんなことあって、腕が折れてるのにもかかわらずさ…

肩を何度も叩かれて朝を迎えて、昼過ぎに3〜4時間だけ寝なさい。ただ、ここで寝ろと寺の隣にある悪友の家を指差していってきた

ずっと見てくれててな、起きた時
「もう安心しろ、大丈夫だろ」
と。

これが10年前の話
それから忘れてバカしながら遊んで過ごしてた

ここからが本題
長くてすまん。