痛む膝を抱え、
まだ何が起きたか分からぬままに、
その日は少し早めに眠りました。
次の日、
彼女にどんな顔をして
接していいかわからないまま、
なんとか遅刻ギリギリで登校しました。
教室に入り時計を見て、
まだ遅刻していない事に安心したのも束の間、
窓際に座る彼女に注がれる
クラスメートの視線に気がつきました。
不思議に思い、斜め向かいに座る
唯一気軽に話しかけられる田中君(仮名)に
事情を聞いてみました。
なんと、
彼女が飼育していたハムスターが
ケージの鍵の故障で脱走してしまった様で、
みんなで放課後探しに行こうとの事。
僕も賛成しましたが、
心の中にはまだ
昨日の出来事が染み付いていて、
一抹の不安を感じていました。
その不安はすぐに的中することになりました。
クラスの女子が
掃除中に誤って彼女の机を倒してしまい、
それから5秒後、
教室に女子たちの悲鳴が響き渡りました。
この話は怖かったですか?
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何だかこれ以上詮索したら身の危険が及ぶから止めた方がいいです。