すると突然ケイちゃんが目を覚ましました。「あれ?僕どうしてたんだろう」と呑気に言います。
見るとあんなに重症に見えたケイちゃんは起き上がって、元気です。血も出ていません。奇跡です。
すると、亮君は気が付きました。最初にケイちゃんが失神したフリしたとき、亮君は「本当はなんともないんですよね?」と言っていたのです。
それが今頃現実になったとしか思えません。
それからケイちゃんこと僕は、亮君に色々聞かれました。
本当に落ちたとき強く頭を打って、口の中も切れた感覚があったし、そのあとは記憶を無くして、失神してたのは嘘じゃないと答えました。
でもそのあと念のため病院で診てもらっても、なんともなかったのです。
なので僕は、彼の不思議な力を絶対的に信用しています。
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