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心霊

ぴさんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

私の守護霊
短編 2022/11/16 17:55 1,456view

数年前に恋人を事故で無くしました。

もうずっと長らく彼のことが忘れられず、ずっと孤独に生きてきました。

その日は友達が行きたいと言っていた韓国旅行に同行するために、朝から準備していました。

旅行用のカバンを車に乗せて、タクシーで空港に向かいました。

しかし、道が予想外に混んでいて、なかなか予定通りに飛行機に間に合いそうもありません。

友達に携帯で連絡して、「もしかしたら遅れるかも」と連絡しました。

すごく申し訳なかったけど、友達は「いいよいいよ」と笑って許してくれました。

ちょうど電話を切ったときだったでしょうか。

突然、急ブレーキの音がして前方ですごい音がしました。

玉突き事故みたいな感じで、次々と車がぶつかる音がしました。

タクシーは慌ててブレーキをかけたのですが、事故を避けることができません。

でも事故が起こる寸前に誰か知っているにおいに抱きしめられたような気がしました。

気が付くと私は病院にいたのです。

どうやら交通事故に巻き込まれたらしく、後で聞きました。

丁度隙間にすっぽりはまり私は奇跡的にほぼ無傷で、打ち身くらいの軽傷で済みました。

ただ事故の衝撃で、しばらく意識がなかったと聞きます。

あれほどひどい事故だったし、同乗していたタクシーの運転手さん何針も縫うような大きな怪我をしたそうです。

だけど、私はなぜか傷一つなく、その日のうちに家に帰ることができたのです。

まるで誰かに守られているような気がしました。

私はそのことがあって、気にかかり、占い師さんに占ってもらったことがあります。

そしたら守護霊はあなたをすごく大事にしていて、ずっと守ってくれていると教えてもらいました。

守護霊は誰かまでは教えてもらえなかったけど、私はなんとなく守護霊の存在を感じることがあります。

何か危険なことがあるときに必ずふわっと香るにおいは亡くなった恋人がよく使っていた香水の匂いなのです。

私の守護霊はきっと死んだ恋人で、ずっと守ってくれていると私は思っています。

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コメント(2)
  • ええ話やなぁ。

    2022/11/17/00:49
  • 素敵なお話でした。
    愛されていたのですね。

    2022/11/17/07:53

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