誰が踏んだんだろう?
投稿者:桃グミ (1)
私が高校三年生の時に実際に体験した、気持ち悪い話です。
高校三年生と言えば、修学旅行は本当に楽しみにしていました。関西方面へ旅行したのですが、京都府で体験したお話になります。
決められたチームに分かれて旅行したのですが、だいたい仲の良いお友達と組み、その日はいかにも日本の奥ゆかしい景色が有名な京都府で旅行を楽しみました。
そしてその日の宿は学校で決められた宿だったのですが、新しすぎない昔からあるような素敵な民宿に泊まりました。
ちょっと明かりが暗めに感じたのを覚えています。
お部屋も旅行を共にしたお友達と一緒で、寝るときはお布団を敷き、ほぼ雑魚寝に近い状態でわいわい楽しくお話ししながら寝ました。
皆が寝静まった頃、私はなぜか夜中に目を覚ましました。
今でも鮮明に覚えています、急に殺気がしたのです。
なぜかとても怖くなった私は顔までいっきに布団をかぶりました。
なぜでしょうか、仲のいい友達しかお部屋にいないはずなのに怖くて仕方ないのです。
すると、私は体が動かなくなりました。
怖くてその場から逃げたくて、隣に寝ている友達に声をかけたいのに声がでないのです。
次の瞬間、私の枕が誰かに踏まれました。枕が足の重みで沈んで行くのです。
恐怖で死にそうになった私は、その時に金縛りが解かれたようで、いっきに起き上がりました。
そしたら隣で寝ていた友達が「大丈夫?!」と起きてくれました。
わたしはかなり息切れしていたようで、友達は目を真ん丸にしていました。
経緯を話した私やそれを聞いた友達は、とても怖くなり朝まで寝れなくなり、なんとか楽しい話をして乗りきり、次の旅行先へ行くためこの民宿を去り、安堵しました。
今もこの記憶は消えることがなく、私の初めての怖くて不思議な体験となりました。
寝静まった中で、私の枕を踏んだのは誰なのか、考えただけでも身の毛のよだつ思いです。
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