それは引っ越して間もない頃でした。
当時の私は一人暮らしで、私の他に誰も住んでいなかったのですが、
お風呂に入っていると、なぜか突然、浴室の扉が開きました。
「変だな。建付けが悪いのかな?」
と、その時は気にしませんでした。
しかし、次の日も、また次の日も、毎日同じことが起こるので、
だんだん気持ちが悪くなってきました。
そしてある時ふと思い、
浴室の内側からカギをかけてみました。
すると、次の瞬間、
『カチャ』
という音を立ててまた再び扉は開きました。
「これは故意に開けられている!」
そう思うとその正体が一体何なのか、急に気になり始めました。
そして数日経ったある晩、
寝室で眠っていると突然体が大きく揺れました。
「地震だ!」
と飛び起きたのですが、
部屋は変わった様子もなく、揺れは収まっていました。
翌日、職場の同僚に、
「昨日の晩の地震すごかったね!」
と話すと、
「地震?そんなのなかったよ?」
と同僚は不思議そうな顔をしました。
「やっぱりあの部屋はおかしい!!」
そう思っていた次の日、
とある場所で大きな地震がありました。
「予知???」
私はぞっとしました。
それからもしばらく、浴室の扉は開き続けました。
私はイライラして、
「もう!何がしたいの?何なの?!どうしてほしいの?!」と大声で叫びました。
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 4票
助かって良かったですね。お花を供えた後は何も起きていなかったでしょうか?