ある、修道院跡で行われた肝試しの末路について
投稿者:てぃーかっぷ (1)
10年くらい前の出来事だったと記憶しています。
僕の後輩のとても怖くて、気味の悪い体験をお話しします。
私が住んでいる地区は、昔からクリスチャンがとても多い地域です。
その地域には、明治時代に修道院のような施設もあったようですが今は建物の跡すら残っておらず、ラブホテルになっていました。
どのような理由でその修道院が無くなってしまったのかははっきりとわからないのですが、精神的におかしくなった修道女たちが何か内部で問題を起こし殺人事件に発展し、その修道院は廃止されたのでは、という噂があります。
結局、その修道院跡に建てられたラブホテルも潰れてしまいました。
経営不振だと思うのですが、そのホテルを利用したカップルの中にはある気味の悪い体験をした人たちがいました。
その体験とは、行為の際にどこからともなく女性の叫び声や泣き叫ぶ声が聴こえた、というものです。
当初、ラブホテルという特殊な場所故にそのような音、というか声が聴こえただけではないか、と思っていました。
しかし、同様の声を複数の人たちが聞いているのです。
これが、若い人たちの興味をあおり、このラブホテルは廃墟状態ということもあり格好の心霊スポットになりました。
そんな中で私の後輩も、このラブホテル内で肝試しを行ったのですが、帰りの車の中で少し様子がおかしかったのです。
具体的には、目の焦点があっておらず全身をひどく震わせて、何かにおびえている様子でした。
更に後輩は、何を思ったのか110番通報をしてしまったのです。
「助けてください、霊に取りつかれてしまいました。」という通報内容でした。
話を聞いた警察官にも当然、どうすることもできません。
しばらくして後輩は落ち着きを取り戻しましたが、あのホテルの前を通るだけで今でも動悸が激しくなり、体が震えてしまうそうです。
修道女の呪いなのでしょうか、今でも真相は不明です。
ラブホ跡じゃん。
後輩くん、心配だったらお祓いをお勧めします。