幼いころに見た白服の幽霊
投稿者:小丘 (7)
短編
2022/09/23
02:55
866view
私が小学校低学年のころはよく夜中に金縛りやうなされて目覚めることが多々ありました。
普段仰向けだと寝付けないので、就寝時はいつも横向きで寝るのですが、夜中に目覚めるときは仰向けのことがほとんどです。
しかもパッと目を開けるわけではなく、目を閉じた状態で意識が目覚めるので「今何時なのか」「このまま目を開けても大丈夫か(何か見ちゃったら怖いので)」いつも不安になります。
それはある晩、白服を着た幽霊を見たからです。
夜中にパッと目が覚めてしまい、たまたま足元を見たら白い服を着た黒髪の長い幽霊がボーっと立っていて、自分の足元を右から左へ移動していきました。
その間、怖くて体が動かなかったのですが「やばい」と思って布団をかぶりギュッと目をつぶってその場をやり過ごしたのを今でもよく覚えています。気づけば眠っていて朝を迎えたのですが、本当に怖かった。
自分には霊感はないと思っていますが、夜中によく目覚めること、度々うなされながら起きることは何か原因があるのかなと感じます。
当時住んでいた家は築数十年の昔ながらの家だったので、古さも自分は苦手でした。
就寝中はいつも隣に父親が寝ていたのですが、いびきをかいて寝れる父が羨ましかったです。
前のページ
1/1
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 5票
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。