恨みの野菜
投稿者:窓際族 (47)
ほとんどの人は、スーパーで野菜を何の気なしに買っていると思います。しかし庶民が手軽に買える値段で、豊富に、いつでも野菜が供給されているという素晴らしい状況の裏にはドス黒い現実があるのです。手っ取り早く言えば、私たちが安くたくさん野菜を食べられるのは、外国人労働者が安く非人間的な環境で働いているからです。もちろん全ての職場がこうと言うつもりはありませんが、そのようなブラック労働は多くの問題やトラブルを引き起こしています。
例えばN県のとある街では、こんな話が伝わっています。とある農家のひどい労働に耐えかねて外国人が逃げた……まあ、ここまでならよくある話です。しかし、彼が他と違ったのは「たった一人で計画的に復讐を遂行した」という点。こういった外国人が非人間的なシゴキにあったりいじめにあったりすることはよくある話ですが、ほとんどの人は復讐など考えません。そもそも生きるだけで精一杯ですからね。
ところは彼はその現状を母国語でSNSにアップするくらいのことでは止まりませんでした。最初は柵を破壊したり、郵便受けに変なものを入れる程度のものでした。ところがそのうち車をパンクさせる、農機具を危険なように破壊するなどエスカレートしていき、ついには農作物を台無しにするまでになりました。単純な利益だけ考えるなら農機具や農作物なんかを盗んで売ればかなりの金になりそうなものですが、彼は台無しになった大事な作物などを見せつけるように荒らしていったのです。
ところが日本の警察は優秀なもので、その復讐は長くは続きませんでした。彼も彼の仲間もことごとく捕まり、街は平和になったのです。ゆえにその農家は新しい外国人を入れ、前とまったく同じようなやり方で彼らをシゴキました。もちろん、この状況を疑問に思わない日本人がいないわけではありません。ところが「農家が食べていくにはそうするしかない」ということも分かっているので、あえてそれをリアルの世界で指摘する人はいません。しかし、農地で奴隷にされている外国人は感情のある人間であり、またそのブラック労働の有様を共有する術を持っています。
よって彼らに厳しい顔をしつつも、内心は恐れているという指摘もあります。きっとあの事件のことも奴らは共有している。しっかり統制しなければ、よりひどいトラブルにつながり、それで周りに迷惑をかけるかもしれない……あなたが何の気なしに買っている野菜には、もしかするとそんな裏事情があったりするのかもしれません。具体的にどうやればいいかは分かりませんが、奴隷労働がなくなればいいのにと思います。ついでに日本人の過重労働も。
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