古びたカラオケ店で
投稿者:ぽっけ (10)
高校生の頃、友人と二人でカラオケに行こうということになりました。
新しくできたキレイなカラオケ店は満室で、フリータイムで入っている人が殆どなので
何時に部屋が空くか分からないとのこと。
しかし、もう気分はカラオケになっているため仕方なく、
近くにある古いカラオケ店に行くことにしました。
古びたそして少し暗がりな店内を進み部屋に入りました。
部屋に入りいつも通りカラオケを楽しんでいたら、突然画面に
KAT-TUNのReal Faceが予約として表示されました。
友人が歌っていて、私はデンモクを操作していましたが
全く関係のないページを見ていました。
当時のデンモクは本体の機械にしっかり向けないとうまく受信できず
何度も試みるような感じだったのですが、
間違えて触って予約が入ってしまったのか?と不思議に思いましたが
特に気にも留めずカラオケの続きを楽しみました。
その後も、私が歌っていて友人がデンモク操作しているときも別の曲が
予約で突然入ったりして、気味が悪いねと話しをしていましが
3時間で入室してしまったので時間ギリギリまで楽しもうということになりました。
デンモク操作で何かしら押してしまっているのかもしれないと思い
自分の次の曲を予約したらデンモクには触れず、食事のメニュー等をかぶせ
うまく電波が届かないようにしておきました。
もうすぐ2時間経過という頃、友人が歌い、私が次の曲の予約を入れ
デンモクを机に置きメニューをかぶせていた時、突然それは置きました。
B’sのSHINE(シャイン)という曲が割り込み予約で突然入りました。
SHINE
SHINE
SHINE
SHINE
…シネ?
ポン、ポンと次々に予約されていく画面を見て歌うのをやめ固まりました。
そして気が付いた時には恐怖に叫び店を飛び出していました。
B’zですね。