初めて金縛りと幽体離脱

私が小学校４、５年生の頃に体験した話です。

ある平日、私は朝から熱を出してしまい学校を休んで部屋で寝ていました。

私が寝ている部屋は戸建て住宅のバルコニーのある２階の大部屋でした。そして正午前ぐらいになってトイレに行きたくなり目が覚めました。

横目にバルコニーで洗濯物を干している母親が見えました。その時、自分の身体が全く動かないことに気が付きました。

私は焦って大声でバルコニーに居る母親を呼んだのですが全く気が付いてくれませんでした。

そしてだんだんトイレの方も我慢の限界が近づいてきたので、必死にもがいて何とか起き上がり、階段を下りて１階のトイレへ駆け込みました。

しかし、トイレでパジャマを下ろそうとした瞬間に何故か布団に戻って、金縛りの状態で寝ていました。

私は再びもがいて何とか起き上がり、もう一度トイレへ駆け込んだのですが、先ほどと同じでまた布団へ戻ってしまいました。

そして、この布団とトイレの往復を３回ぐらい繰り返して、やっとトイレをすることが出来ました。

トイレを済まして部屋に戻ると、ちょうど母親がベランダから中に入ってきたので、今体験したことを伝えて何か変わったことあったかと聞くと「ずっと寝てた」と答えました。

私は幽体離脱をしていたのでしょうか？因みにこの日以来、頻繁に金縛りに会うようになりました。