「俺にもわからないんだ。どれも結局何をすればいいのかわからないものばかりだ。こんなメモした覚えないんだけどな。けど、この
字は間違いなく俺の字なんだ。俺が知らない内に俺がメモしているみたいで気持ち悪いんだ」
確かに身に覚えのないメモがあって、それがどうやら自分で書いたものらしいってのは気持ち悪いだろうな
ただ、俺にその相談をされてもいい答えはなかった
とりあえず、あまり気にしない方がいいとしか言えなかった
それから2週間後
大変なことが起きた
おじさんが自殺未遂を起こしたというのだ
おじさんの奥さんがなかなか起きてこないの不審に思って寝室を見に言ったら、おじさんが首を吊っていたという
すぐに奥さんがおじさんを降ろして、救急車を呼んだので命は助かったとのことだが、後遺症が残るかもしれないという
俺は当然びっくりした
そんなことをするような人ではないのに
俺は土日にまた故郷に戻って、おじさんの家に行った
奥さんがいて、おじさんが入院している病院に着るものを持っていくところだった
奥さんは疲れ切った顔をしていた
俺は自分が用意しますからと奥さんに休んでもらうことにした
タンスから適当におじさんの服を用意して・・・
と、おじさんのズボンから何かが落ちた
数枚のメモだった
見てみると、2週間前におじさんが見せてきたメモだった
「!?」
俺はおかしなことに気付いた
メモに新しい文字が増えている
「今日こそやらないと さっさとやれ」
「いつまでも放置できない わかっているなら早くしろ」
「いい加減やるんだ そうだ。やれ」
「大事なことだ。やらないといけない。逃げられると思うな」
どのメモも新しい文字がある
おかしいのは、その文字が明らかにおじさんの文字ではないことだ
真っ赤なその文字はどれも乱暴に書き殴られていた
怖いけどヒトコワなのか??
コメントありがとうございます!
確かにヒトコワではなかったですね
失礼致しました
もう一人の自分?はたまた得体のしれないなにか?怖かった!