ファストフード店での不気味な出来事
投稿者:キヒト (8)
私の家とパートで働いている職場の間にあるよくあるファストフードチェーン店での忘れられない出来事について。
私は月曜から金曜まで9時から4時まで近所の保育園で補助の仕事をしています。
旦那がテレワークになってから真っすぐ帰るのが苦痛になって必ず1時間ほど一人でボーとする場所が必要になりました。
そこで週に3日位そのファストフード店に寄ってコーヒーを飲むようになりました。
コロナ禍ということもあり2階の客席はいつも空いていてたいてい4人掛けのテーブル席を占領して読書に没頭していました。
ある日、いつもの席に着くと向かい側の2人掛けのテーブル席に座った高齢の男性が大きな声で何か話続けていて、まばらな客たちが不安げにチラチラ見ている状態でした。
段々男性の声が大きくなってあ然としていると、いつの間にか私以外の客はいなくなっていました。
私も行こうと思いましたが何となく悔しくて苦痛な時間をやり過ごしました。
何を言っているか聴きとりたくもありませんでしたが聴こえて来ました。
ただ全く意味は分からないのです。日本語には違いありませんでした。顔も日本人でした。
30分位頑張って足早にカップをゴミ箱に捨てて階段を走り降りて家に帰りました。
暫くそこには行く気がしなくてコンビニのイートインコーナーを利用していたのですが、その日は席がいっぱいで久しぶりに例のファストフード店に寄りました。
例の席を見るとスーツを着た30代くらいの男性がノートパソコンを開いて座っていました。
まん延防止がなくなったこともあり以前よりも席は埋まっていて逆に安心でした。
席に着くと、ほどなくして階段からあの時の高齢の男性が登ってきて例の席の男性をにらんでいました。
「ヤバい」と思った瞬間スーツの男性が突然うめき声を上げて両手両足を振るわせて椅子の上に倒れてしまいました。
隣にいた女性が「血が出てます口から。」と叫びました。
カウンター席にいた男性が立ち上がり「看護師の人はいますか」と呼びかけましたが返事はなく他の人が下へ店員を呼びに行きました。
店長らしき人と店員が来て床に横たわらせ「救急車が来ますから大丈夫ですよ」と話しかけましたが返事はありませんでした。
カウンター席の男性が近くの病院の医者と看護師を連れて戻ってきました。
「〇〇さん?うちの患者さんです」と医者が介助を始めた所で、店員がスマホを向けている若い女性に気付いて「撮らないで下さい」と注意しました。
「撮ってません」と強い語調で言い返すとその瞬間、彼女の手からスマホが落ちました。
「痛い」と手首を押さえていました。
もうわけが分からなくなっていると例の高齢男性がニヤっと笑いながら階段を下りて行きました。
倒れた男性、手首が痛いと言った女性と高齢の不気味な男性、三者に関係があるのかは定かではありませんが私は関係あるのではないかと思います。
そして関係者には私も含まれているのかもと思うと2度とファストフード店に行くのはやめようと思っています。
あの高齢の不気味な男性は呪いのようなものを使えるのではないでしょうか。
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