記憶に刻まれた不思議な体験
投稿者:コー (1)
私は別に人より霊感が強いわけでもなけらば、未確認飛行物体を見た事もありません。
よく友人から幽霊を見た話しや未確認飛行物体を見た話しを聞きますが、常に半信半疑でした。
勿論、自分自身が見た事がないからかも知れませんが、そういう話を聞く度に、脳が疲れていて、そう見えてしまっただけなのだと思っていました。
25年前の出来事に遭遇するまでは…。
人生の中で、後にも先にも、あの一度きりでした。あんな不思議な体験をしたのは。1度きりなので、25年前の経験でも、未だに鮮明に、美化されずに生々しく、記憶に残っいます。
25年前の夏でした。
私は千葉県に住んでいたので、20代の夏と言えば海ばかり行っていました。
仲の良い4人で、40分ほど車を走らせ、九十九里浜へ向かいました。
その日も夏を絵に描いた様な快晴で、いつもの様に日焼けを楽しみ、海水浴を楽しんでいました。
夕暮れ近くまで、遊び、帰りは海から15分ほど車を走らせた場所のラーメン屋で夕食を食べ、それぞれ帰宅の途に着くのが通例でした。
でも、その日だけは、なぜか話が盛り上がり、そのラーメン屋を出る頃には、21時を過ぎていました。
今は大分変りましたが、当時の成東町は、田舎で電灯もまばらでしたので、夜が更に深い夜に感じていました。
いつもは、夕暮れ時に帰っていたので、田舎の夜は、こんなに深い夜になるんだなと感じていました。
仲間の4人は、2人は逆方向へ。私ともう一人の友人は、帰りが同じ方向でしたので、そのまま、別々に家へと車を走らせて行きました。
友達が車の運転をし、私は助手席で、お気に入りのMDを車内で流し、会話を弾ませていました。
当時はナビゲーションを車につけていなかったのもあったのと、夜が更け、道の街灯が少なかったのもあって、ちょっと知らない道に出てしまいました。
ただ、田舎なので、そんなに沢山の道はありません。
私はロードマップを見ながら、この先の1本の畑道を進んでいくと、大きな県道に出る事がわかりました。
しかも、ショートカット出来るので、速く県道に出れる計算でした。
私達は、その1本の畑道に向かいました。
その道は、長く続いている本当に畑と畑の間の土の道でした。
丁度、車1台分しか通れない道幅です。畑道なので、一歩通行などの標識もありません。
対向車が来たらどうしようとか、色々、過りましたが、こんな22時を過ぎた畑道を通るのは、私達ぐらいしかいないだろうと言う事で、畑道を走って行きました。
街灯もなにもない家もない畑道を夜22時過ぎに走っている不気味さはありましたが、長さにして約1km。
車ですし、すぐに抜けるだろうと思っていました。
すると、向こうから一つの光が見えてきました。
最初は自転車かバイクなのかなと思っていましたが、徐々に近づいてくるその光は、まぶしい位の光量でした。
これは自転車やバイクではない。車だとその時は思っていました。
でも、よく見ると光は一つです。
なんだろうと思いながらも、徐々にその光は近づいてきます。
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