光を見ると誰かが亡くなる
投稿者:yumy (19)
親しい人がなくなるとき、その人が枕元にたったという話を聞くことがあります。そのような予兆を私も実は感じたことが何度かありました。
それは数年前、まだ私が10代のときに最初に感じ取りました。友達と遊んでいるとき、目の前に光のもやのようなものを感じ、何の光なのだろうかと不思議に感じていました。目の錯覚のような感じですが、ほのかに光が見える状態。何か目が変だなと思うくらいで、対して気にしていなかったのですが、次の日、一番仲良くしている友達の祖母がなくなったことを知らされたのです。
しかし、その時は光と死については関連が分かりませんでした。しばらくし、社会人になったとき、恋人とドライブデートをしていると、またしてもあの光が。目がおかしいなと思って、ドライブは早めに切り上げて帰ることに。するとその日のうちに彼から祖母がなくなったと連絡を受けたのです。それでもまだ光が関連しているなんて思いませんでした。
なぜなら私の祖父がなくなる前には、その光は見えなかったからです。しかし、私と仲良くなった人や会社で関係がある人などの身内の人がなくなる前には、必ずその光が見えるということに気がついたのです。気のせいかと思いながらも、またしても光が見えました。まるですばやい霧が目の前に浮遊しているような光。場所を変えてもその光が出現すると、必ず親しい人の身内が亡くなるのです。
自分の身内が亡くなるときにはその光が見えないのですが、祖父母や伯父がなくなる前、三人とも異様な不安感に襲われたことは覚えています。異様な不安感に襲われて、何がその原因か分からずに眠れない夜を過ごし、ふとなぜか分からないのですが、その不安感から解放されて眠ることができると、身内が亡くなったという報せが入るのです。
自分の身内が亡くなるときにはその光は現れないのですが、知り合いの身内は光が出てきます。ある日、またしても光が見えました。今度は誰がと不安になり、彼氏や親しい友達に具合が悪い人は身内にいないかとききましたが、誰も心当たりがないということ。やっぱり光と死なんて関係がないのかもしれないと思っていたのですが、その光が出た二日後、身内に病気の人などがいないといっていた友だちの父親が、行方不明になり、その後遺体で発見されたと聞かされました。お父さんは自殺だったそうです。
あの光を見たときは、まだ父親は生きていて、その次の日に仕事にいくといって行方不明になっていたのです。あの光は危篤状態になったときなどに見えるものなのかと思っていたのですが、もしかすると死が決まったときにみえるのではないかというような気持ちになりました。あの光がもしも友人の父の死を予想していたことが分かっていたら、自殺を止めることができていたかもしれません。そう思うと自分自身をせめずにはいられませんでした、
その後も、光が見えると三日以内に誰かの死をきかされてしまいます。ただ、光がみえるだけで誰が亡くなるのかもわからないし、それがどのような意味をもたらしているのか分かりません。しかし、誰よりも早く誰かがなくなってしまうことを知ってしまうことは複雑な気持ちです。
特に、危篤状態であったり、体調が悪い家族がいるというような人とは、あまり深くかかわらないようにしなくてはと思ってしまいます。なぜなら、私が死を先に知ってしまうものの、それを回避することができないという悲しみを抱いてしまうからです。先日は、友人の兄が亡くなったと聞かされました。もちろん、あの光を見たあとです。この光と死の因果関係がなんなのか、なぜ私に見えてしまうのか、その理由が知りたいですし、こんな光見たくはないなと感じています。
光は魂なんだね。
自殺する人って、自殺する前から既に魂が抜けてしまってる状態だから、どう足掻いても必ず自殺するって聞いた事があるよ。
いやいやいやあなた悪くないよ。
友人の父ちゃんなんて全く交流ないだろうし。
勘がいいだけ。
そう割り切った方がいい。