慌てて外に出ていった俺たちだったが
おばさんはものすごい形相で俺たちをにらんで
「絶対に許さない」
と最後まで叫んでいた。
おばさんは多田のお母さんだった。
その後この事故がどのように処理されたのかわからないが
それから俺が事故について呼ばれることはなく
月日が過ぎっていった
横井と田中は呼ばれていたのかもしれないが
普通に学校に来ていたし
日常に戻りつつあった
ただあれから多田が学校に来ることはなく
6年生になる頃に転校する旨が伝えられた
その後本当かどうかわからないが多田は半身不随になった
とか人工肛門になったなどの話を風の噂で聞いた。
俺も当時は真実を言えなかった事に対する罪悪感に苛まれていたが
月日を追うごとに薄れていき事故のことも忘れていた
昨日までは。
冒頭で言った通り昨日とんでもないことが起きたというか
起きていたということを知った。
俺は障害者支援施設で働いていて
身体に障害がある方の仕事のサポートをしているんだが
そこに新しく就職して来た人間がいた
学生の時に事故で両膝から下を失ってしまったという彼は
慣れた様子で車いすで移動して簡易的な施設の説明を受けていた。
今だからそういう風に感じたと思いきってるのかもしれないが
俺はそんな彼にどこか違和感というかなんかひっかかるようなものを感じていた
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嘘か本当かなんか微妙に感じるけど
椅子引かれて尾てい骨折れたで済んで良かったなと今ではめっちゃ思う
悪意のないガキの悪戯、は怖いものです。
ただ、行間詰めて頁詰めてほしいな。
天罰だね
悲鳴絶対やばかっただろうな
いや、怖いよりグロいが勝つやつ!
おばさんの逆襲が始まっちゃう
うちの友達で椅子引きで腰を骨折して車椅子生活になったやつがいてそれで放送で椅子引き禁止令が出た
ランチルームめちゃくちゃ懐かしい
椅子引きをするクソガキはこの世から消えちまえ!
ほんとに半身不随だけで良かったなと思った