些細な違和感「あしをくっつけるな!」
投稿者:津々 (42)
私が中学生の頃の話です。当時、私たちの間で育成型の野球ゲームが流行っていて、週末になると友達の家に泊まりに行き夜通しゲームをしていました。
その週も友人のAの家にBと二人で泊まりに行く事になりました。いつも通り、おやつを食べながら順番に野球選手を育成して楽しんでいると、突然、Bが「足をくっつけてくるのやめろや」と、私たちに怒鳴ってくるのです。私たちはBに「くっつけてねぇよ」というとBは「ウソいうな!」と少し興奮気味でした。
ですが、私たちはTVに向かって扇形になってうつ伏せでゲームをしていたので、絶対にお互いの足が当たる事はないのです。その事をBに説明したのですが、なかなか納得がいかずどんな状況だったのか説明してもらう事にしました。
Bが言うには、「自分の体温より少し高めでモワモワした感じで足をなでる様に、何度も足にその感覚がした」と何とも不思議な話で、私とAは「なんだよ。その気持ち悪い話」と引きつったような笑いをして、そのままゲームをしながら3人とも寝落ちしました。
次の日の朝、Bは部活があるからと一人で10時頃にAの家を出ていきました。
しかし次の日、Bは学校に来ませんでした。Bと同じ部活の同級生に話を聞くと、Bは部活に向かっている途中で交通事故にあって救急車で運ばれ入院しているんだそうです。ケガの度合いは骨折だったのですが、前日にBが「あしをくっつけるな!」といった足でした。
あの夜、Bの足を触っていたのは守護霊的なものでBに警告していたんでしょうか?今でも、謎のままですが、Bはあの日の事故の後遺症でスポーツを出来なくなりました。
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