雄蛇ヶ池
投稿された怖い話の中から雄蛇ヶ池にまつわる怖い話を一覧で表示しています。
千葉県東金市にある有名心霊スポット「雄蛇ヶ池」。
かつてはとんねるずのテレビ番組でも話題になった心霊スポットですが、どのような怖い話があるのでしょうか。
雄蛇ヶ池の新着怖い話
千葉県東金市の有名心霊スポット「雄蛇ヶ池」
千葉県東金市の「雄蛇ヶ池」。
バス釣りで有名なこの雄蛇ヶ池ですが、心霊スポットとして聞いたことがある方も多いかもしれませんね。
奇々怪々にも雄蛇ヶ池で体験した怖い話が投稿されていますが、果たして雄蛇ヶ池にはどのような事件や噂、言い伝えがあり、心霊スポットとなったのでしょうか。
雄蛇ヶ池とは
雄蛇ヶ池(おじゃがいけ)は千葉県東金市にある灌漑用貯水池です。
江戸時代初期に江戸幕府の代官である嶋田伊伯が干害を防ぐために10年の歳月をかけて造成しました。形が十和田湖に似ていることから「暴走の十和田」とも呼ばれています。
面積は約25万平方メートルで周囲は約4.5km、満水時の最深部でも深さは4m程度と水深は比較的浅い池です。
その適度な大きさや整備された遊歩道があること、バス釣りができることなどから、週末はウォーキングを楽しむ人や釣り人で賑わっています。
「雄蛇ヶ池」が心霊スポットとして有名になった理由
雄蛇ヶ池が全国的に心霊スポットとして知られるようになったのは、とんねるずが出演していたテレビ番組「とんねるずのみなさんのおかげです」内の「宜保タカ子と行く心霊体験バスツアー」というコーナーがきっかけです。
雄蛇ヶ池でのロケ映像に本物の幽霊が映り込んだとされ、視聴者から指摘が殺到したことから一躍有名となりました。
「雄蛇ヶ池」で起こる心霊現象
雄蛇ヶ池で最も有名な心霊現象は「女のすすり泣く声が聞こえる」というものです。
他にも「水の上に女の人影が浮かび上がる」といった心霊現象も報告されています。
「雄蛇ヶ池」は昔から心霊スポットだった?ある悲しい伝説
雄蛇ヶ池は、とんねるずのテレビ番組で一躍全国的に有名になりましたが、それ以前も心霊スポットと呼ばれていたのでしょうか。
実は昔からある悲しい伝説が雄蛇ヶ池を心霊スポットにするきっかけとなったようです。
その伝説とは…
ある娘が、役人として勤めていた若侍に恋をしました。
しかし、身分の違いによって叶わぬ恋……
悲観した娘は池に身を投げ亡くなってしまいました。
それ以来、その娘の怨念が白い蛇と化して池に棲み続けている。
というものです。
雄蛇ヶ池で女性の霊が多く目撃されるのは、この伝説を由来としているからかもしれませんね。
ちなみにこの伝承が雄蛇ヶ池の名前の由来だと言われています。(諸説あります)
「池の周りを7周半すると大蛇が現れる」言い伝え
雄蛇ヶ池には「池の周りを7周半すると大蛇が現れる」という少し変わった伝説が存在しています。
その伝説の内容とは……
かつて近くに住んでいたある娘が、夜な夜な意識のない状態で家を抜け出しては池までやって来ていました。
毎回年老いた両親が連れ戻していたが、ある時、娘は草履を残したまま姿を消してしまったのです。
慌てた両親が池の周りを探し7周廻ったところ、池の中から大蛇が姿を現した。というものです。
この伝説からもわかる通り、やはり雄蛇ヶ池には蛇と女性にまつわる伝説が色濃く残っているようです。
蛇が登場しない雄蛇ヶ池の伝説もある
これまで紹介した2つの伝説にはどちらも蛇が登場しましたが、蛇が登場しない伝説もあるようです。
その伝説とは……
近くに住んでいた若夫婦の嫁は機織に精を出していました。
嫁が織る機の音はとても綺麗で村の評判になりましたが、嫉妬した姑が嫁の機織の手際が悪いと責めたてました。
これに悲観した嫁は雄ヶ池に身を投げてしまいます。
以来、雄蛇ヶ池では夜になると女のすすり泣く声や機織の音が聞こえるようになった……。
というものです。
こちらもやはり女性にまつわる悲しい伝説ですね。
このように雄蛇ヶ池には女性と蛇にまつわる伝説が色濃く残っています。
日本には数多くの心霊スポットと呼ばれる場所が存在していますが、雄蛇ヶ池は本物なのかもしれません。