危篤の母が家に来た?
投稿者:mina (8)
数か月前、義母がガンで余命一週間を宣告されました。
コロナ禍でお見舞いに行っても病院で断られ、それでも最後に一目会いたいと思い、病院側に感染対策をして遠くてもいいから、孫たちと会わせてほしいと懇願しました。
ようやく分厚いガラス越しで義母と私と夫、子供達が目を合わせて会えることが出来ました。
それから数日後の夜、義母が緩和ケア病院に転院が決まり、ホッとしていたところ、家の二階から「ドン!」という音がしました。
夫が見に行くと、夫が実家でずっと大切に使っていたエレキギターが倒れていました。そのギターはここ数年使っておらず、奥の方に仕舞われていたものです。どうして、ギターだけ倒れるのだろうと、夫も不思議がっていました。
しかし、夫は「このギター、ずっと実家にあったから、お母さんかな」などと冗談で話していました。
そのタイミングで夫の携帯が鳴りました。夜11時頃でした。
義姉からで「お母さんが〇〇(夫の名前)はどこだって電話かけてきた」と言うのです。
義母がギターを倒した?と思いました。
その二日後の朝、目覚めてリビングに入ると、床の上に紅茶の缶が、倒れず置かれていました。その缶は私が夫と結婚した時に、義母が私に綺麗な紅茶の缶に裁縫セットを入れてプレゼントしてくれた物でした。
私はそれをいつも愛用していて、壁の150センチくらいの高さの棚に飾って置いていたのです。
棚から落ちたら、転がるはずですし、地震も起きていません。
床に缶がそっと置かれているのを見て、「義母が来たんだ」と思いました。
義姉に電話でそのことを話すと、「その日の夜中もかなりうわ言を言っていたと看護師から聞いた」と言われました。
義母の魂は、どんなに離れていても家にまで来てくれて、自分の事を知らせようとしていたのだと思います。
その翌日の朝、義母は緩和ケア病棟に転院出来ないまま、病院で息を引き取りました。
「霊感なんて信じないし私には無い」と断言していた義母ですが、ちゃんと私達の所に来てくれたのです。
不思議な出来事でしたが、魂は肉体とは別に存在すると、改めて思いました。
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