中学校の理科室の一番裏山に近い席
投稿者:mina (8)
これは私が中学生だったころ体験した少し不思議(?)な話。
私の通っていた中学校はあまりいい土地とは言えない場所にあるようでした。
不気味なうわさもよく流れていて今思うとあまり近づきたくはない場所です。
『学校の七不思議』なんて生易しいものではなく、校内のどこかにはお墓があり年に一回お坊さんがお経をあげに来るという話を真剣な顔で教師から話されました。
実際に4月1日にお坊さんがお経に上げに来るのも目にしてしまいました。
また、裏の山からは人間の骨と思われる白骨を保護者が発見したため、立ち入り禁止になりました。
そんな不気味な裏山の近くに理科室がある棟があったんです。私たちのクラスが受けていた教室は一番裏山に近い場所。
しかも、私の苗字はかなり最後の方でクラスメイトの中でも一番山に近い場所に自分の席がありました。
ただ、その時は裏山のそんな話はまだ知らなかったので少し不気味なくらいで特になんとも思っていませんでした。
その席で授業を受けて一年ほど経った頃でしょうか。たしか中学二年生だったころからその不思議な体験は始まりました。
ある日の授業中、私は当然後ろから肩をたたかれました。私はその時なんの疑問も持たず振り返りました。
後ろには誰もいません。それもそのはず、私は一番後ろの席なのです。
一度目は「気のせいかな?」と思いそのまま授業を受けました。
ただ一度振り返ったことせいか肩をたたいたモノはその後もよく肩をたたくようになりました。
トントンっと軽くたたかれるときもあればドンっと少し強めにたたかれることもありました。
軽くたたかれただけなら気のせいだと流せたのですが強めにたたいたりリズムが少し変わったりと気のせいでは流せないようなたたき方をされたので気のせいとは言えないと思います。隣の席とも1mくらい離れていたので隣の席の子ができたとは思えないし、そもそもそんなことはしない子だったので違うでしょう。
そんな不思議な体験は卒業するまで続きました。
今でもなんだったのかわからない私の中での不思議な話です。
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