家に棲みついた霊の話

自宅には誰もいないのに、ときどき小さな物音がします。ドドン・ドドン、カタカタといった音です。自宅には私一人しかいません。
その音は決まって同じ場所からしてきます。よく耳を澄ませてみると、洗面所のあたりから音がしているようです。
洗面所の蛇口から水が漏れている音なのかと思ったこともあります。しかし、水はしっかりと止まっています。それに、水が漏れる音だったらドドンなど音はせずに、ポタポタという音のはずです。
洗面所には洗濯機も置いてあるのでこの音なのかとも思ったのですが、洗濯機が稼働していないときにも音がしているので、洗濯機の音でもなさそうです。
音がしていると気になってしまうものの、それ以外では支障がないので、何の音なのかわわからずにそのまま過ごしていました。

私は読書が趣味でいろいろなジャンルの本を読んでいます。あるとき、スピリチュアル関係の本を読んでいたら、家に棲みついている霊が音を立てるということを知りました。

私が住んでいるマンションは、もともと沼があった場所に建っています。沼には霊が寄ってくるのだそうです。地鎮祭などをすれば霊をお祓いできたのかもしれませんが、そういったことはせずにマンションを建てていると思うので、霊が土地に残っているままマンションを建ててしまったのでしょう。

もしかしたら霊の仕業かもしれないと思って霊能者に相談をしてみたら、家に霊が棲みついていると指摘されました。あの音は霊の仕業だったのです。
体調が悪くなったりすることがないかと霊能者から聞かれたのですが、そういえば引越してからすぐに入院をしてしまったり、以前からあった花粉症がひどくなったりなど、体調が悪くなっていました。霊は波動が低く、低い波動によって体調が悪くなってしまうことがあるそうです。

引越すのが一番いいのですが、すぐに引越すことはできません。そこで、お祓いをすることにしました。お祓いといっても神職の方にお祓いをしてもらうのではなく、霊が嫌がる植物を置いたり、霊が嫌がる音楽を流したりします。
この効果は大きく、植物を置いたり音楽を流したりするだけで、すぐに体調がよくなってきました。この変化には驚いています。
また、祝詞やお経のCDを流していたときのことですが、急にバタバタという音がし出しました。このCDの製作者によると、お経を嫌がった霊が逃げていくときにバタバタと音がするのだそうです。
お祓いをしてからは音がしなくなり、平穏に過ごしています。