これは俺が霊能者と一緒に歩いた時。
霊能者は道を通る時に、青空を見上げた。
「いるな」
霊能者はそれを見て言った。霊能者は空に何かがいるらしい。
下は駐車場で空にあるのは電線ぐらい。
しかし、霊能者には見えている。
「先に行こう」
霊能者は急がせ家へと戻った。部屋入り霊能者の話を聞いた。
「そういえば、あそこで自殺があったらしいな。死んだのは……妻子持ちの男」
駐車場になっている場所は、かつて店があった。経営難となり妻子を残し、夫は自殺した。
霊能者は口を開いた。
「その自殺した夫はな、空の上にいる。いるんだよ目をつぶって」
俺は息を呑んだ。何十年も経過しているのに気づいていないのか?
自分が死んでいることに?
「死んだら終わりじゃなくて、死んでも続きがある。意識ある限り続きがある。
道を誤ったとしても難しいな」
霊能者は下を向いてつぶやく。
「なあどうして、恐竜の自縛霊はいない」
俺はすかさず答えた。
「え、恐竜は……わからない」
「そうか」
霊能者はさみしくなった。
「俺達が忘れることでいいのか?」
俺にはわからない。もしかすれば自縛霊の救い方なのか?
忘れることが救いなるのか? しかし、忘れて何が起こるんだ。
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