俺は年末年始に久しぶりに実家に帰ることにした
実に数年ぶりのことだ
今住んでいるアパートから特別に遠いわけでもないし、仕事が忙しかったというわけでもない
ただ数年前に両親が離婚した
急な話だった
特に俺に相談もなく、いきなり離婚することになったと父親から連絡がきた
母親とは何も話すことができず、突然いなくなり、今も会えていない
そんな離婚劇だったから実家に戻りにくかった
もう親が離婚したくらいで動揺するような歳ではないが、それでも気まずいものは気まずいからな
それで長らく実家に戻らなかったが、いい加減そろそろ顔を見せようと思ったんだ
いつまでも戻らないわけにもいかないからな
父親に帰ることを伝えるとそうかとだけ連絡がきた
週末に久しぶりの実家へ
「まさる(←俺の名前) 久しぶりだな」
久しぶりに見た父親はかなり老けてみえた
白髪がかなり増えていてかなり瘦せていた
思わず、体調は大丈夫かと聞いてしまうくらいだった
「大丈夫だ」
と答えるだけだった
何だかそれ以上は聞けない雰囲気だった
「いつくらいまでいる予定だ」
「決めてないけど、まあ、三が日はいようかと思っている」
「そうか。じゃあ、その間は出前を取ろう。今日は寿司とか頼むよ」
「ああ。頼むよ」
そんな会話をしてから、俺はかつての自分の部屋に行くことにした
部屋は綺麗な状態だった
父親に聞くと定期的に掃除しているという
かつて俺の勉学を支えた学習机が出迎えた
その隣にあるベッドも健在だ
俺はそのベッドに横になった
























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