色々嫌なことが重なって、アル中みたいになってた時期がある。
その日も昼の15時くらいから飲み始めて、22時過ぎてもまだ飲んでた。酒はまあまあ強い方だけど、さすがにそんな飲んでたらもうフラフラになってた。
でもまだまだ飲み足りなくて、私は近所のコンビニにお酒を買い足しに出かけた。コンビニは家の前の丁字路を曲がったすぐのところにある。
嫌なこと思い出してむしゃくしゃしながら歩いてたら、丁字路のちょっと前で突然「やめたほうがいいよ」って声がした。女性の声だった。聞いたことのない声だ。
えっと思ったけど、周りには誰もいない。
酔っ払って聞き間違えたのかもしれないし、なんか気持ち悪いから飲み直そうとコンビニ行って酒買って帰った。
うちのじいちゃんも同じくアル中だったんだけど、去年肝臓がんで死んだ。じいちゃんの声じゃなかったしなぁ、誰の声だったんだろう。
あ、もうアル中ってほど飲んではないけど、酒はやめてません。面倒見のいい幽霊がたまたま忠告してくれたんでしょうか。ちなみに霊感はゼロです。
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