いつもどうり実話です。
小学校の卒業式の日、私は学校のことを忘れないように校舎の中を歩いていました。
音楽室の前を通ったときに音楽が聞こえてきました。
懐かしい、亡くなってしまった栗原先生(仮名)がよく弾いていた栗原先生オリジナルのレクイエム?と言う名前の音楽でした。
でもおかしいなと思いました。
栗原先生オリジナルなので楽譜なんて誰にもわかりません。
でもはっきり聞こえてくるのです。
私は怖いという感情よりも栗原先生にもう一度会いたいと言う感情のほうが大きかったです。
誰が弾いているのか気になり音楽筆の中を見ました。
すると、ピアノを演奏していたのは栗原先生本人でした。
私は色んな感情があ込み上げいつの間にか音楽室でピアノを弾いている栗原先生に抱きついていました。
栗原先生は驚きながらも「大きくなったねぇ、私ちゃん。もう卒業?」と言いました。
私は涙をこらえながらも「栗原先生は変わらないですね。相変わらず美人で若々しい。」と答えました。
すると栗原先生が「今日は私ちゃんにレクイエムを教えようと思って。」と言いました。
「でも、レクイエムってラテン語で安息をじゃなかったけ…死者に送る音楽じゃないですっけ?」
「私に演奏してほしいのよ。生きている時はなくなった親戚のために弾いていたけど私にも弾いてほしいのよ。」と栗原先生は言った。
私は「楽譜を見せてくれたら10分ほど時間をくれたら弾くことができますよ。」と言った。
すると栗原先生は楽譜をくれました。
なので私は練習に取り掛かりました。
10分後栗原先生の式に合わせて演奏を始めました。
そのレクイエムは思い出のあの栗原先生のレクイエムでした。
弾き終わるとそこに栗原先生はいませんでしたがレクイエムの楽譜とお守り、先生の字でこれからも頑張れの書いてある紙切れが残されていました。
私はそれを拾い上げこの世の終わりと言わんばかりの声で泣きました。
すると栗原先生に肩をぽんと叩かれた気がしました。























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