私が小学5年生の時の話。
クラスではオカルトがブームでした。
よくクラスメイトがこっくりさんをやっていたのを覚えています。
飽きたのか、ある日Aちゃんがお昼休みに花子さんを呼ぼうとしました。
よくある3番目の個室で3回ノックして「花子さん」と呼ぶと中からおかっぱの女の子が出てくる有名な奴です。
私はその場にいなかったのですが1回目は何もなかったようです。しかしその日から毎日Aちゃんと取り巻き達がお昼休みに狂ったように花子さんを呼びました。
その時点でその執着心が怖かった記憶があります。
毎日呼び続けても現れませんでしたが【儀式】をやっているとき女子トイレの前に黒いモヤが見えたのでなんとなくAちゃんにその話をしました。
その瞬間Aちゃん達に腕を引っ張られ無理矢理女子トイレに連れて行かれて
ドアを3回ノックしながらA
ちゃんが「は〜なこさん。あ〜そびましょっ!」
明るかったはずの照明が徐々に暗くなり鏡に髪が長く全身ずぶ濡れの顔が青い少女が映りました。
花子さんじゃない何かに怯え泣きじゃくりながら逃げました。しかしその場にいた皆は何も見てないと言い張り、それからはオカルトに興味を失くしていました。
あの後クラスメートも教師も親も私を信じず気味悪がっていました。
知◯袋でも創作を疑われ誰も助けてくれません。
20年以上経った今でもあの少女は目の前で
私を睨みつけています。寝るときも勉強しているときも常に視界の端で何かを訴えるように佇んでいます。
私にしか見えない
誰か助けて






















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