この話は確か高校生ぐらいの時仲の良かったオカルト好きな友達から聞いた話です。
その友達も実際に体験しておらずオカルト好き仲間から聞いたらしいです。
もう2、3年ぐらい前の話なのでぼんやりとしか思い出せませんし、実名や地名はぼかしますがよかったら読んでいってください!
※便宜上Yの言った言葉は「」 Mの言った言葉は『』 にします
夏休み、高3のYとMは大学受験の祈願のために近所のS神社にお参りへ行ったそうです。そのまま家に帰っても勉強をしなければならず二人は気が滅入っていたので気分転換でS神社の周りを散歩しました。
しばらく歩いて神社の裏手ぐらいまで行ったところで廃墟を見つけました。
その廃墟はいかにもお化けが居そうな家で 「怖いな〜』 なんて言い合いながら家の周りを見て回りました。
すると突然Mが『家の中にお婆さんがいる』と言いながら薄暗い家の中を指さしました。
えっ、と思いながらもその方向を見ると本当にいたのです。
屋敷には草や蔦が生い茂りとても薄暗かったですが屋敷の奥の方に多分80歳ぐらい?のこれと言ってあまり特徴のない皆さんが想像する老婆でした。
廃墟の中に一人のお婆さん、なんだか不気味ですが廃墟の中は危険なのでYとMはお婆さんに
『そこは危ないですよー』「大丈夫ですか?歩けますか?」などと声をかけました。
ですがお婆さんはうんともすんとも言わず一歩も動かなかったそうです。
(あれは本当に幽霊なのかもしれない)とも思いましたが今は昼間で一番日光がキツイ時間です。
そこで「でも熱中症で倒れたら怖いし助けに行こうよ」ということで開きっぱなしの玄関から廃墟の中に入りました。
普通に犯罪だし後ろめたい気持ちも持ちながらお婆さんを探しました。
廃墟の中はところどころ畳が抜けていてタンスや紙や陶器の食器が散乱していました。
おそらく肝試しで来た人が荒らしたのでしょうか、あきらかに硬い物で叩いて壊れてしまった壁が目につきいたたまれなくなりました。
おそらくお婆さんがいたと思われる廃墟の奥の方まで行くとお婆さんは跡形もなく消えていました。 もしかしてガチのやつだったのかもと思いましたがそんな事を考えるのも怖くてYとMは「お婆さんと入れ違いになっただけ」『お婆さんが元気で良かった』と言いました。 二人は口々に
『あ〜あ、心配して損した』「さっさと帰って勉強しよう」「でもせっかくここまで来たんだから屋敷の中を見て回ろうよ」『でも危ないよ』「それもそうだよな」『まあいいじゃん』二人とも早口で誰が何を言っているかも気にせず喋りました。
今思えば怖さで冷静さが欠けていたんだと思います。言われるがまま二人は屋敷の中を探検しました。 裏庭?に行くと石碑にえっと⋯忘れてしまいましたが文字が書かれていたそうです
しばらくして廃墟を逃げるように二人は帰りました
その後、YとMは高熱を出したそうです
ここまで見てくださってありがとうございます
特にゾッとするような描写もなくオチも弱いですよね⋯
でも何か気づいたらコメントをください!























なんとも言えない話ですね