あれは小学生の低学年の事だった
秋の夕暮れ・・・
わたしは、二階の部屋で一人唄を歌って遊んでいた
すると、何だか急に外が明るくなって
キラキラ、キラキラ
輝く赤いものがふわふわ降ってきた
奇麗だった・・・・とっても
何が降ってきたのかな?
わたしは窓に近づいた
降って来てるんじゃなかった
空を飛んでいたんだ
ふわふわ浮いていたんだ
真っ赤なとんがり帽子に、真っ赤な洋服の
ちっちゃなちっちゃな子供達だった
背中に透明な羽根をつけた子供達
たくさんいて、列を作りながら
ふわふわ浮いている
夕日をいっぱいいっぱい浴びて
キラキラ光ってるた
風が吹いてきたら、風に身を任せて
ふわーりふわーり動いてく
風がやんだらそのまま静かに停止
みんなみんなニコニコ笑って
とっても幸せそうだった・・・
見ているわたしも幸せになってしまうような笑顔
わたしは窓から身を乗り出してちっちゃな子供達を見ていた
わたしの顔に風がふーっと当たった
するとその瞬間に・・・
子供達の姿が消えてしまった
消えてしまったんだ・・・・・・
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