あの日の夜

その日は、大雨になっており、学校も中止となったことを聞いて私は身が軽くなった。

家でゴロゴロしていたらこんな大雨の中で親は外に買い物に行くらしい。

引き留めようとしたが、親は出かけてしまった。

夜になり、そろそろ帰って来るだろうと、弟とご飯をつくっているとドアか窓がわからないけどノック音？必死に叩いている音？が聞こえてきた。

弟は、ゾッとしていたが、私は風でゴミなどがあたっているんだろうと思った。

寝るとき、弟はすごく怖がっていた。

だから一緒に寝てあげた。

途中で私は目が冷めてしまった。

今は何時だろうと思い、時計を見た。

１１時半くらいだろうか。

親が帰って来る気配がない。

何か合ったのかな。

心配になりながらもまた眠りにつこうとした。

すると、また激しくドアを叩いている音が聞こえた。

一瞬親？と思ったが鍵は持っているはずだし、インターホンを押せばいい。

なのにどうして？

弟もびっくりして起きていた。

インターホンのカメラを見ていると大人のようだった。

開けようとしたが、もし人違いだったら….と思い、不安を抱えながら眠った。

朝になった。

すると親が帰ってきた。

どうやらひどすぎてホテルで泊まっていたらしい。

でも夜になったドアを叩く音は？