赤い服の女の子
投稿者:しんが (7)
数年前、父の葬儀を無事に終え寂しくも少しホッとした日の晩の話。
母、弟、私の3人で父の思い出話に花を咲かせていました。
父と母の馴れ初めを聞いたり、真面目な父だったなぁとそれぞれの思い出を語っていました。
コロナの影響があり地元を離れていた私は、結局父に直接3年会えないままお別れとなってしまいました。
無理しててでも帰ればよかったなぁと思いつつ、肺が悪かった父にもしもの事があったらと思い来れず終いでした。
父の骨壷を祀った祭壇を眺め、現実感ないね、これから実感湧いてくるんだろうねと何度も同じやり取りを繰り返していました。
祭壇を眺めている時、お向かいのT君のお兄さんの話になりました。
お兄さんと言っても私からみて相対的にみてお兄さんなので、40代のお兄さんです。
ISSA似のカッコいいお兄さんですが、所謂『見える』方なのです。
T君のお兄さんからは直接聞いたことはありませんが、T君のお母さんからはよくその話を聞かされていました。
T君のお兄さんが父の出棺前に手を合わせに来てくれた時、祭壇の上をじっと見つめてひとつ頷いていたのを思い出しました。
私『やっぱり見えてたのかな?』
母『見えてたんじゃないかな〜?』
弟『そういう世界やっぱりあるのかな』
なんて話で盛り上がり始めました。
実は、ここからが本題。
霊的な話になった時、昔、母が言っていた話を思い出しました。
弟が生まれるか生まれないか、この家に引っ越してきた頃。
私が幼稚園位なので少なくとも35年近く前のことです。
庭が見える和室で私と母と伯母が昼寝をしていたそうです。
(母と叔母は似てない双子ですが、ほぼ毎日母とおしゃべりするため遊びに来てる)
ふと目を覚まし薄目を開けると、窓からおかっぱで赤い服を着た女の子が覗いていたそうです。
近所のAちゃんかな〜?
お父さんが赤い服の女の子?
父が赤い服の女の子と想像したらそれはそれで怖いですね…
今度母に真相を聞いてみたいと思います…!