心霊スポットの実態
投稿者:初心者ライター (4)
ある町の外れに、心霊スポットとして有名な廃校がありました。その廃校では、数々の霊体験が報告され、人々を恐怖に陥れていました。
ある日、興味津々の友人たちが廃校に集まり、「肝試し」をすることになりました。彼らは懐中電灯を手に持ち、廃校の中へ入っていきます。
暗闇の中、足元にはボロボロの床と崩れた机が散乱しており、不気味な雰囲気がただよっていました。友人たちは興奮しながらさまざまな場所を探索していきますが、特に異変は起こりませんでした。
しかし、彼らが教室の一室に入ったとたん、突然ドアが勢いよく閉まりました。友人たちはパニックになり、ドアを開けようと必死に試みますが、どれだけ力を込めてもドアは開きません。
すると、廃校の中に不気味な声が響き渡りました。友人たちは声の主を捜すために、懐中電灯で照らし始めます。すると、教壇の上に黒い影が立っているのを見つけました。
影は徐々に近づき、その正体を明らかにしていきます。それは数十年前にこの廃校で亡くなった教師の姿でした。教師は悲痛な表情を浮かべ、友人たちに語りかけます。
「ここに集まる者たちよ、この廃校にはいけない。この場所は闇に飲まれた魂たちが棲む場所な
のだ。もし君たちがこのままここにいると、闇の力に引き込まれ、魂が奪われてしまう。急い
で逃げなさい!」
友人たちは震える手で再びドアを開けようとしますが、何度試みてもドアは頑丈に閉ざされています。彼らは必死に助けを求めますが、誰にも届くことはありませんでした。
時間が経過するにつれ、友人たちの姿が薄れていき、次第に姿も見えなくなっていきました。廃校は再び静寂に包まれました。
その後誰も彼らの姿を目にすることはありませんでした。
今ではその廃墟には子供たちの霊が出るという噂が流れています。
あわてるな!
折角、亡くなられた教師の方が出て行きなさいとと言ってくれたのに。