韓国人の友達から聞いた話
投稿者:lapedro (1)
俺よく1人で海外旅行するのが好きで、同じように1人来てる旅行者と仲良くなって現地で遊んだりするんだけど、その時もフィリピンの露店のバーみたいな所で仲良くなった韓国人(以下D)から聞いた話。
Dは爽やかでKPOPと言うよりかはチャン・ドンゴンみたいなさっぱりしたイケメンだった。
Dが大学生の頃に徴兵で実際に北朝鮮との国境の森だか山だかで警備の仕事に任された。
その国境は極稀に脱北者が逃げて来たり、不審な往来者が居たりと夜間でも2人態勢で森の中を巡回するらしい。
そしてその日も同じ隊の仲良いやつと一緒に巡回してた。
国境とは言っても夜中は山道で灯りは数km離れた駐屯地以外には存在しないような静かでヘッドライトが無いと一寸先も見えない真っ暗な森の中。いつものように相方と軍隊の厳しい上司達の愚痴をこぼしながら歩いてた。
すると、その時女性のすすり泣く声が聞こえた気がした。相方と顔を合わせ、「今の聞こえた??」とお互いに目配せをし、声の方向を見た。誰も居ない。風に揺られるだけの草原しかない。
Dは相方と「風の音なんじゃね?」なんて話しをして、ぼちぼち駐屯地の方へ戻ろうとした所、今歩いてきた草原からガサガサと音がした。2人とも飛び上がるのを堪え音のした方を見る。
すると後ろからものすごい勢いでドタドタドタドタッと動物の足音が迫ってくるのが分かった。
「本当に今でも振り返った事を後悔してるよ、あの時に振り返らずにそのまま帰ってたらって…」と話すDの額には汗が滲んでいた。
振り返ったD達が見たのは
首、両手首、足首の無い、男か女かも分からない”モノ”が肘と膝を地に付き、四つん這いで2人を目掛けて走ってくる。
鮮血で塗れた白い民族衣装を振り乱して。
首が付いていたであろう場所からは悲鳴のような息遣いのような音を出しながら。
2人は抱き合いながら大声をあげ、大慌てで今まで来た道を走った。
お互いに腰を抜かしながら一目散に走っていたが途中でどちらかが躓き2人とも転んだ。後ろからは自分たちを追う足音が迫ってくる。そんな中ふと自分達の頭上を見上げた。
D「は?」
自分達の頭上でボールのような球体が回転しながら浮いている。
月明かりに照らされたそれは
女の首だった。
それは2人の事を睨みつけながら、でもニタニタと禍々しい笑みを浮かべながらこっちを見下ろしていた。
Dは気を失う寸前で「もうだめだ。」と思い、目もつぶりながら思わず自分が持っているライフルでその首に向けて発砲した。
耳をつんざくような銃声とともにあたりは静寂に包まれた。
目を開けてみるとそこには何もない。
2人は真っ青になりながら戻っていた所に、銃声を聞きつけた他の隊の仲間が様子を見に来た。今までの経緯を話すも、しどろもどろとなり、とりあえず仲間達につれられ上司に報告することとなった。
D「ヤバイ、上司にぶっ飛ばされる!こんな経緯話したら病院送りにされる!」などと考えながら生きた心地もせず上司の部屋につく。
もうこの際どうでもいいと思ったDは上司に包み隠さず体験したことを話した。
上司は話を聞いていて終始呆れた顔をしていた。
話終わると上司は呆れた顔でこう言う。
上司「わかった。もう部屋で休め、明日はしっかり休むように。以上。」
お化けの見た目もさることながら、朝鮮半島の国境の林という舞台がすごく不気味な雰囲気を醸し出していて怖いですね
隣近所の国の怖い話って…あんまり聞かないのは私だけ?
結構怖いです。
何語で話したんだろ
英語かな
お化けの形状だけ見るとビッグドッグ(キモい四足歩行ロボット)にみえる
お隣ならではの怪談で良いですね 好き