青暗い思い出の義実家
投稿者:Psy76 (3)
嫁ぎ先で起きたことと気づいたことです。
結婚して子供ができたりする過程で様々なシーンにおいて写真を撮りますが、義実家で映した写真は、思い出してみるとほとんどまともな写真が写せませんでした。
色がおかしいんです。
全体的に青暗く、フラッシュを付けていても暗く写ります。
人物を写すと人より体にべったりと真っ黒い影が人物よりまっ黒く映ります。
他で撮影すると鮮明な明るい写真になるのですが、義実家で撮影した楽しいはずのお正月、お盆、初節句、クリスマス、お誕生日会全て青暗い写真の思い出なのです。
まるで古ぼけた年代物の写真みたいにしかなりません。
もちろん、フラッシュも使用していましたし、室内の電灯も一番明るくしていました。
昼間でも、夜でも同じ青暗い写真です。
この辺りで写真の他の異常にも気付いてました。
オーブが複数映る、特に子供が被写体の時にいるんです。
義実家に行くと決まってその夜から体調が悪くなりました。
3年目には、帰宅後に救急車を呼んだこともありました。
本当に行きたくなかったです。
そういえば、町自体も陰気で水が多い地域でした。
なんとなく義実家のあたりは特に気持ち悪い違和感がありました。
私も同じ町なのですが、同居はしていませんでした。
夜は自宅も義実家も外に誰かがいる気配がして外に1人で出るのは怖かったです。
真っ黒い人型も何度か見たことがありました。
嫁いで数年もしてくると義実家のご近所のことも耳に入り出しましたし、見かけることも増えました。
そこで気づいたのですが、体の不自由な人が多いことです。
義母は脳の病気で手術をして半身不随、両お隣も肺が悪くボンベ生活のご主人、もう一軒は、医療ミスにより半身不随で車椅子生活、斜向かいの奥様は新築後程なく他界、裏のお宅はご商売で失敗し、家を売却その後も何度か持ち主が変わっている、全てお店が潰れて引っ越されました。
数年後、義実家に行くと体調を崩してしまうので、年に数回に訪問を減らして体調が良く回復したある日、ちょっとした騒ぎが噂で耳に入りました。
義実家から2〜3分のところに新しく公団が建てられることになり、基礎工事が始まりました。
すると、掘り始めて程なく工事は中断されることになります。
なんと、掘ったところから2500年以上前の縄文時代の屈葬の墳墓が見つかり遺体の数は、2000体を超える数でした。
地面に丸く穴が掘られ、そこに屈葬で沢山埋葬されていました。
私は他所から嫁いできたので知りませんでしたが、なんと明治期後半から作られた墓地を少し離れた、この公団造成地のすぐ100mほど離れた丘に移動させて、丘を崩し造成分譲した土地に義実家は建てられていました。
私が夫に義実家の土地は、何かおかしいと言った時、「そういえば…」と思い出したように話してくれました。
そして、近所の他の家が基礎を掘った時、人骨が沢山出てきたけど、何事も無かったことにして工事を進めたこと、地鎮祭などしていなかったことなどを話してくれました。
住んではいけない地域なんですね。