おばけトンネル

地元の近くにおばけトンネルという場所があるのですが、そこでの噂に関するエピソードと体験談を話します。

トンネルは、大きさが大体、縦横約10メートル奥行き30メートルほどあります。トンネルの中には電灯が一定の間隔で取り付けられていて、夜中になると白い光が発光し、とても不気味な雰囲気が立ち込めている感じです。友人の話によると、この電灯の数がある時間になると増えているというらしいのです。昼間に数えた時は14個あった電灯が、丑三つ時になると15個に変わっているという逸話があります。この15個の電灯の時にトンネルをくぐり抜けるとその人物に何かが起きるらしいです。

この話が凄く気になったので、かなり昔、友人と二人で試したことがあります。トンネルに入り電灯を一つ二つと数えていったのですが、普通に14個の電灯があって正直拍子抜けしてしまいました。念のため帰りも普通に電灯を数えてしまったのですが、そこで不思議なことが起こりました。何と電灯が15個あるんです。行きは14個で帰りが15個なんてありえないと思い、めちゃくちゃ背筋が凍りました。友達と確認しながら数えていたので間違えたわけは多分ありません。でも実際、電灯が増えていたので本当に謎でした。因みに自分たちには何も起きませんでした。

それ以来、この場所へは一度も行ってはいないので、今トンネルがあるのかさえ定かではありません。