階段のきしむ音
投稿者:四十雀 (1)
実家の2階で、父の遺品から好みのマンガやDVDを探している時のことです。その時気に入っていたシリーズのマンガを見つけたので、主人や母、妹に娘のお世話は任せて、1人で2階にこもり、マンガを読み込んでいました。とても集中して読んでいたので、階段を3段ほど降りるきしむ音がしましたが、のぞいてるのは気付きませんでしたが、私の様子を見に来た主人だと思い、また読み始めました。
しばらくして、2階にある祖母の写真のもとに、母がお供え物を持ってきました。私が「さっき○○くん(主人)、見に来たよね?」と聞くと、「え?あんたが上行ってから誰も来てないよ」と言うのです。「え?うそ?だってさっき階段のきしむ音したよ!」と私が言うと、1階に向かって母が「ねぇ、誰も上行ってないよね?」と主人や妹に聞き、「やっぱり誰も来てないよ」と言いました。急に恐くなったので、降りていく母と一緒に1階に行き、今あったことを話しました。
実家には仏壇があり、学生時代、今住んでいる家とは違う雰囲気を感じることはありました。母は霊感があるらしく、階段の音や誰かがのぞく感じをずっと感じていると言っていました。2階に行った時には、時々何かが背中に覆い被さる感じもするそうです。
私が父の遺品を漁っていたので、私の様子を見に来たのか、何を持っていかれるのか不安でのぞきに来たのかななんて思います。父かなと思いながらも、私は恐がりなのでそれ以降2階に行く時はすぐその場を去るようにしています。
娘には知られたくないコレクションがあるからお父様が心配して見に来たのかも