イルカのぬいぐるみ
投稿者:ミーネ (1)
短編
2021/02/07
19:24
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バイト先の後輩のA子から聞いた話。
A子とその妹は、A子が幼稚園の時に買ってもらったイルカのぬいぐるみを大事に可愛がっていた。
成長するにつれて2人は、より大きなぬいぐるみが欲しいと思うようになった。
小学校高学年になったA子が家族と水族館に行った時、丁度求めていたような大きいサイズのイルカのぬいぐるみがあったのでA子と妹は喜び、それを父親に買ってもらった。
家に帰り大きなぬいぐるみを持ちながら自分の部屋に入る。
ベッドの上に置いていた元々あった方のイルカのぬいぐるみをふと見ると、何故か、中身の綿が抜かれてペシャンコになっていたらしい。
「あれは何を伝えたかったんでしょうか」
A子は話をそう締めくくった。
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