パワーストーンあるある?!二度の喪失感

ここ数年時間にゆとりができたので、十数年の間空白となっていた流行について知る機会がありました。
その一つがパワーストーンです。

実は、昔クリスタルヒーリングというニューエイジブームがファッションと一緒に流行った時期があり、ファッション業界にいた私はいくつかの石を購入していたのです。
それが、いつの間にかパワーストーンという名称となって、再び流行って終息していたのです。

何もわからなくて放置していたいくつかをもう一度見直して、飾り直していたある日、持っていた物一つが大きく記憶と異なることに気が付きました。
同じ種類の水晶の仲間である丸玉なのですが、一回りと言うか1.5周りほど明らかに大きさが違います。

何年もたってから見たわけでなく、数か月前に一度手入れをした後の事なので、見間違いや記憶違いではありません。

インターネット通販や取扱店が多い今では取り立てて珍しい物ではありませんが、当時はまだ少なく一目で気に入って購入した物のため、雰囲気どころではなく、サイズの透明度もあまりにも違い、小さなビー玉の模様に似たクラックが入っている石となっていました。

詳しい人の話を見たことがあるのですが、なんでもパワーストーンあるある的な話らしく、持っていた石が突然なくなったり変化したりするそうですが、あまりにも違いすぎるので泥棒かな…と疑いました。

ちなみに取り換えられた?と思しき石は、艶のある綺麗に研磨された物で透明度も良く、ワンポイントのクラックも個性的でなかなか良い物でした。

なんか、数年前一緒に働いていた同僚が話していたその人の石の特徴によく似ていることを思い出しました。

これはこれで気に入ってしまい、釈然としないまましまって数週間後に再び手にすると、今度も全く違う石になっていました。

一周り近く大きくなっているうえ、雑なストライプ線が全体に模様として入っています。
大きいけれどあんまり綺麗じゃないな～。
何だかがっかりしてこれは放置しました。

さらに10日～数週間たってから再び見ると、ようやく自分の石に戻っていました。

見慣れた感じの石ながら、よく見ると全体にキズが無数についています。
震災の際、棚に置いてあったその石は不安定な場所に置いてあったため、こすれたり落ちたりしたはずでキズがあってもおかしくはありません。

しかし、当時見た記憶ではこのようなはっきりとしたキズはこれほど多くなく、しかも数か月前手入れをした際も目立つほどではありませんでした。
百歩譲って、光の加減だろうか…。

けれども、同じ石がこれほどまでに短期間で何度も大きく変化するのは変過ぎます。

具体的には泥棒、もしくは誰か引き寄せる力を持っていたのか…？と推測して見ました。
この石に関する話をした同僚や側にいた人の姿も浮かびましたが、このような事をするような人とは思えませんでした。

もしかしたら、私と同様被害者なのかも知れない。
ショックのあまり、頭にきて二度とするなとキズをつけたのかな…。

自分がナメられていると思わざるを得ません。
もっと性格が悪かったら、即座に叩き潰していたかもしれないのです。
そうしなかったのは、それなりにその石が凄く良いと思ったからです。

誰だか知りませんが、私の反応を見てみたかったからなのでしょうか？
人の物がうらやましく思うのでしょうか？