公園のブランコ
投稿者:ゆうりん (7)
短編
2022/06/18
04:19
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これは私が小学校低学年のときのお話です。
当時私は県が運営している集合住宅に住んでおり、その集合住宅は、いくつかの建物の真ん中に公園がある形になっていました。
公園と言ってもブランコと鉄棒と砂場くらいしかないところだったのですが、周りの団地に住んでいる子どもたちは、よくその公園で鬼ごっこをしたり、遊具を使って遊んだりしていました。
私が住んでいたのは、集合住宅の1階で、特に公園に近いところの部屋だったため、公園の様子が部屋からでもよく見えたのですが、ある時母が、「昨日の夜からあのブランコずっと動いてるんだよね…誰も乗ってないのに…」といっていました。
その話を聞いたとき、ちょうど行事がなにかの日で私も早起きをしており、公園の様子を覗いてみました。
小さい頃の記憶なので詳しいところまでは覚えていないのですが、朝方の薄暗い公園が妙に不気味に見えたのを今でも覚えています。
直接見ていたわけではなかったこともあり、当時は「ふーん、そうなんだー」くらいにしか思っていなかったのですが、今よく考えるとすごく怖いなと思います。
その団地で事件や事故があったかなどは全然知りませんが、その公園にあった公衆電話などは使いたくないなと今では思います。
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