自分の死を予言していた弟
投稿者:イーブ (28)
短編
2022/02/10
22:43
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これは、父から聞いた不思議な出来事なのですが、父の叔父には昔、上が小学生の女の子、下が保育園の男の子がいました。
いつものように姉弟で外で遊んでいた時に、弟が危ないことをして遊んでいたのが目に飛び込み、お姉ちゃんは弟に注意をしたんだそうです。
すると弟は、「大丈夫、僕まだ2年あるから。」と、変な言葉を返してきたのだとか。
当然、お姉ちゃんは親に話をしたそうですが、何かの聞き間違いではないかということで片付けられたんだそうです。
ですが、お姉ちゃんは2年後、弟がどうなってしまうのかが凄く気になり、弟にそのことを詳しく聞いてみることに。
すると、どうやら弟が言うには、2年後に水の中で天国へ行くことが決まってると話したらしく、お姉ちゃんは怖くなり、絶対に弟を水に近づけさせないようにしようと思ったそうです。
ですが、その日はやってきてしまいました。
外で遊んでいて気付いたら弟の姿がなく、お姉ちゃんは必死に探したそうですが、見つかった時には用水路で浮かんでいる弟の姿。
弟は戻ってくることはなく、そのまま亡くなったのでした。
お葬式では、この出来事で持ちきりだったらしく、弟は自分の死を受け入れていたことが凄く不思議でならない。というお話でした。
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