キャンプ中に撮影された不思議な写真
投稿者:vam (4)
これは自衛隊員の従兄がまだ独身だったころ、キャンプで体験した不思議な話。
職業柄なのか、従兄はキャンプやサバイバルゲームが大好きなアウトドア派で、夏になると毎年のように友人たちとキャンプを楽しんでいた。
ところが、なぜかその年は気が変わったのか、ソロキャンプをすることにしたらしい。
予定は2泊3日、選んだのはK県にある人気のキャンプ場。
これまで何度も来たことがある、慣れた場所だった。
人気のキャンプ場ということで、さすがに人が多く、従兄はキャンパーたちの視界に入らないように少し離れた森の中にテントを設営。
たぶん日常から解放されて、一人だけの休日を心ゆくまで満喫したかったのだろう。
メインのキャンプ場から離れた森の中だったので、日中は聞こえるキャンパーたちの声も夜になると静まり返る。
昼間の喧騒がうそのように、あたりに人の気配はまったくなくなった。
従兄はカメラで雄大な自然の風景を撮影したり、レンタルの釣り竿を借りて釣りを楽しんだりしながら、のんびりした一人の時間を楽しんで帰途についた。
その翌日──。
キャンプ中に撮影した写真を現像してみると、その中に2枚だけ自分が写したはずのない写真があったのだ。
そこに写っていたのは、テントの中でぐっすり眠る従兄の姿。
1枚は近距離から、もう1枚は真上から。
従兄が言うには、盗まれた荷物はないし、何者かがテントに侵入した形跡もまったくなし。
しかし最初の夜も次の夜も、テントで眠る従兄のそばには誰かが確実にいたのだ。
地味に怖い
リアル人間だったら派手に怖い
いや、幽霊でも怖いか
キャンプ好きな人はいるけど一人じゃ怖くていけないですね。
誰が撮ったのかしら?
一人キャンプは、どうも。怖すぎます。