かくれんぼの不思議な話
投稿者:vam (4)
これは一軒家でかくれんぼをしていた時のお話。
そこに住む家族はとても仲が良く、中でも3人の男兄弟は特に仲が良かった。
3人で遊ぶことはかなり頻繁だ。
ある日の午後。
その日はあいにくの雨だったので家の中で遊ぶこととなった。
3人は最初ゲームをして遊んでいたが、そのうち飽きて別の遊びへ。
それがかくれんぼだ。
一軒家といってもそれほど大きい家でもない。
物があったりして隠れる場所は割と限られている。だが意外とクローゼットの中はバレないもので、隠れるにはいい場所だった。
そしてかくれんぼがスタート。鬼は長男だ。
次男と三男はそれぞれの場所に隠れる。
三男はトイレの中へ。そして次男はクローゼットの中へ…。
少しして三男が見つかった。
二人のじゃれ合う声が次男に聞こえてくる。そして長男は
「どこいったのかな~w」なんて言いながらクローゼットの前に来た。
そのままドアがガラッと開く。
次男の隠れている場所からでもドア付近は見えるのだが、
そこには誰もいなかった。
見つかってないと思い時間が経った後長男と次男のもとへ行った。
「ねぇー!さっきクローゼットの中いたんだけど!」
すると長男も三男も不思議そうな顔でこう話した。
「俺たち、クローゼットの所なんて探してないよ?」
「えっ?だって開いたんだけど?」
「でも本当に行ってないよ?だってお前出てこないから
ずっと二人で待ってたんだけど」
当時家の中には3兄弟しかいなかった。
では一体あのクローゼットを開けたのは誰だったのか。
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