我が家の不思議なワンコ
投稿者:ヤン子 (7)
我が家には、10歳になるワンコ(メス)がいます。
「めし食わないし、兄弟で一番のチビだ。長く生きないだろうし、処分でも良い位だ」と心ない譲渡主からの言葉に夫も私もぶちギレ。
「絶対に死なせないし、幸せにしてあげる!」と強引に引きとってきた子です。
本当に食が細く、食べないから点滴をしてもらったり、手術もしたり腹痛も毎月なので病院にお世話になってばかりでした。
それでも、本人の頑張りで「食べたいもの」を見つけられて自力で食べられるようになりました。
しかし「お腹の弱さ」は10年経っても変わらず。
お出かけや、何かしようというタイミングで体調を崩したりします。
ある日も「車好きワンコちゃんが、ドライブと着いた先で楽しめる公園見つけたから行こう!」と準備をし、いざ出発!の直前でグッタリし始めました。
いつもの事ですが、夫は諦めモード。
私も「病院連れていこうかな?」と予定変更を考えるほどでした。
しかし数十分後、急に元気になったワンコは「お出かけモード」に。走り回ったり、先ほどまでのグッタリ感はウソのようでした。
気を取り直し、車に乗り込み出発。目的地へ向かっていると、驚きの光景を目にしました。
事故を起こしたばかりの車両が道をふさぎ、道路には車の破片などが散らばっています。
大きなケガを負っている人はいなさそうですが、かなりの衝撃だったのだろうと恐怖を感じるほどでした。
事故現場を通り抜け、ふと思いました。
「もしも、何事もなく家を出ていたら巻き込まれていたかも知れない」
この感覚に襲われるのは、一度や二度ではありません。
ワンコが、急に体調不良になったりトラブルを起こして予定通りに行かない時、途中の道で事故があったりしました。
別の日には、大きな落下物が道を塞いでいたり。交通トラブルを何度か回避できています。
最近では「また?調子わるいの?もー」ではなく「調子わるいの?じゃあ落ち着いて行けたら行こうね?」と周囲のワンコに対する反応も変わってきています。
事故回避は大変ありがたいのですが、本人に体調がわるいのか「演技」なのか分からない時があるので、別の方法で危険を伝えて貰いたいなと感じることもあります。
勝手な想像ですが、ワンコが私達に危険を伝えるための「時間稼ぎ」なのかなと思うと我が家の「守り神」のような存在にもなりました。
可愛い守り神様ですね。