事故物件で体験した恐怖「私じゃない誰か」
投稿者:ぴ (414)
住む家って本当に大事です。
落ち着いて穏やかに過ごせ、そして安全な家。誰もが当たり前のように、そんな家で住んでいると思っているでしょう。
しかし、家は必ずしも安全な場所ではないということを知ってほしいです。
私もこの家に住む前は、事故物件を信じているタイプではありませんでした。
人は死んだら朽ちるだけで、それまでだと思っていたんです。
幽霊なんているわけない。思い込みだ!とまったく信じていませんでした。
実際に事故物件であのような体験をしなければ、今も尚信じていなかったのではないでしょうか。
私が事故物件に住み始めたのは偶然のことでした。
私の親友と仲のいい学生時代の友達が当時不動産業者で働いていたのです。
私が物怖じしないタイプということを親友から聞いたらしく、「ここ住んでみない?」と紹介されました。
どうやらそこはなかなか借り手がつかない事故物件というものらしかったのですが、部屋を写真で見せてもらったら、とっても綺麗でおしゃれにリフォームされていました。
日当たりが良さそうな明るい部屋だし、駅からも近く周りにスーパーやコンビニもある良立地です。
おまけに家賃も破格の安さでした。
丁度、マンションの騒音被害に悩んでいた私は二つ返事でその物件に住む契約をしたのでした。
親友には一応、「下見しなくていいの?」と心配そうに確認されました。
怖いのがすごく苦手な友人だったので、とても嫌そうだったのを覚えています。
でも私は「いいよいいよ」と軽く請け負い、下見もしないままそこに住むことを決めてしまいました。
職場からも近いことが一番の決め手でした。
その時住んでいたマンションは職場からかなり遠い上に駅からもしばらく距離があります。
私にとってこんなにいい物件はないというくらいに、魅力的だったのです。
その部屋に住み始めて、最初に異常を感じたのは、部屋の温度でした。
部屋はすごく日当たりがいい部屋です。昼間はずっと日が当たっているのではないかというくらい明るいんです。
それなのに不思議と温度が低いという異常がありました。
まだ肌寒い時期でもないのに、上着がないと寒くていられません。
部屋に遊びに来る友人たちはいつも「寒いね」と部屋の寒さを気にしていました。
それからもう一つ不思議なことがありました。
それは「髪の毛」なのです。
私は家にそれほど人を招き入れるタイプではありません。
家に来るのだって、片手で数えられるくらいの友人だけです。
その中に髪の長い女性は1人しかいませんでした。なのに、私の部屋はよく長い髪の毛が落ちていたのです。
実話ですか?臨場感ありました!